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BtoBとBtoCの動画構成の違いと意識すべきポイント

ノウハウ公開日:
目次

1. はじめに

動画マーケティングが幅広い業種で活用されるようになり、「自社の製品やサービスを動画でPRしたい」という企業が急増しています。しかし、ただ「動画を作る」だけでは十分な成果を得られないのも事実です。とくにBtoB(企業向け)とBtoC(消費者向け)では、購買プロセスや視聴者が重視するポイントが大きく異なるため、動画の構成や伝え方を適切に変える必要があります。

  • BtoB(企業向け)は、
    論理性・ROI(投資対効果)の高さなど、データや根拠を重視。社内合議や稟議の通りやすい構成がカギ。

  • BtoC(一般消費者向け)は、
    感情・イメージ訴求をメインに、短い検討期間で購入を決断させる仕掛けが重要。

本コラムでは、BtoBBtoCそれぞれで「どのように動画を作れば効果的か」を整理し、具体的な構成例やポイントを解説します。


2. BtoB動画の制作ポイント

2-1. BtoBの購買プロセスを理解する

BtoBでは、情報収集から比較検討、社内稟議・承認を経て最終決定に至る、複数ステップの長期的なプロセスが一般的です。下記のようなフローが典型例といえます。

  1. 情報収集
    製品やサービスの存在を認知し、概要を把握する段階。社内で「これが必要かどうか」を検討し始める。

  2. 比較検討
    他社との機能・価格・実績などを比較。*ROI(投資対効果)*や実証データが大きな決め手となる。

  3. 社内稟議・承認
    担当者だけでなく、上長・経営層など複数のステークホルダーの合意が必要。

  4. 最終決定
    予算や契約条件を調整し、最終的に導入を決定する。

このように、複数人の目を通すプロセスゆえに、単なるイメージ映像だけでは決定打になりにくいのが特徴です。具体的な数値データや事例を示し、社内提案しやすい材料を動画内に盛り込むことが重要といえます。

2-2. BtoB動画で押さえたい5つのポイント

1)情報収集・比較検討・意思決定の流れを意識する

BtoBの購買プロセスでは、課題提起 → 解決策の提示 → 導入後の効果という筋道を示す構成が効果的です。冒頭で課題を投げかけ、中盤で自社ソリューションの強みを論理的に説明し、終盤で導入メリットをまとめると、担当者は「自社に導入したらどう役立つか」をイメージしやすくなります。

2)ROI(費用対効果)の強調

感情面よりも合理的な判断を重視するケースが多いため、「コストが何%削減できる」「作業時間をどれだけ短縮できる」といった具体的な数字を動画内に取り入れると、インパクトが増します。会社側が「投資に見合うリターンがある」と判断できれば、社内承認を得やすくなるでしょう。

3)導入事例・証拠の提示

企業にとって高額投資となる場合ほど、信頼感のある根拠が求められます。導入事例(ケーススタディ)や顧客インタビュー映像、受賞歴などを示すと、「実際に成果が出ている」という安心材料になり、“うちでも成功しそう”という期待値を高めます。

4)リスク軽減策の明示

無料トライアルや返金保証、成果保証など、導入による失敗リスクを下げる提案は大きなアピールポイントです。「まずは試せる」「成果が得られなければ損をしない」と示すことで、担当者が慎重な社内決裁を通しやすくなります。

5)社内稟議をサポートする構成

BtoBの担当者は、経営層や別部署にも導入のメリットを説明する必要があります。動画そのものを社内プレゼンに活用できるよう、要点を見やすく箇条書きにしたり、図表やQ&A形式を入れるなど、説得材料として使える内容が理想的です。

2-3. 具体的な動画構成例(BtoB向け)

あくまで一例としてご覧いただき、さまざまなパターンが考えられることを念頭に置いていただければと思います。

  • オープニング(5~10秒)
    「企業が抱える課題」を端的に提示し、視聴者の興味を引く。ここで自社ロゴやブランドメッセージをさりげなく示すと認知度向上にも繋がる。

  • ソリューション提示(20~30秒)
    自社のサービス・製品概要をロジカルに解説。
    - 例:「導入企業の平均コスト削減率○%」「デモ画面や簡単操作イメージ」など

  • 具体的メリット・特徴(30~60秒)
    ROIやリスク軽減策、導入事例などを盛り込み、視聴者が*“自分たちにも当てはまる”*と感じやすい情報を提示。

  • 導入プロセスの案内(15~30秒)
    「お申し込み → 導入支援 → 運用サポート → 効果測定」の流れを図解し、社内稟議でも説明しやすい材料を提供する。

  • 問い合わせ・次アクション誘導(ラスト10秒)
    「無料トライアルのお申し込みはこちら」「導入事例PDFはこちらからダウンロード可能」など、具体的な行動を促す。

POINT: BtoB動画は1~2分でも視聴されやすいですが、長すぎると離脱される場合も。課題→メリット→根拠→行動喚起の流れがスムーズになるよう、全体の尺や盛り込む情報量を最適化しましょう。


3. BtoC動画の制作ポイント

3-1. BtoCの購買プロセスと特徴

一方、BtoC向けの購買プロセスは、「興味・関心 → 比較・検討 → 購入」という短いステップが多いと言われています。個人消費の場合、感情や直感による判断が大きな割合を占めるため、「今すぐ買いたい!」と思わせる演出や訴求が効果的です。

  • 興味・関心: SNSや広告で見かけて「面白そう」「かわいい」「安いかも」と興味を持つ

  • 比較・検討: 口コミや価格、他商品との違いをざっくり調べる

  • 購入: 「今買わないと損をするかも」「これなら自分に合いそう」と感じると即決

検討期間が短い分、動画で「強いインパクト」と「わかりやすいお得感」を打ち出すことでコンバージョン率を高められます。

3-2. BtoC動画で押さえたい4つのポイント

1)感情に訴えるストーリー

説明よりも共感や憧れを刺激することがカギです。ユーザーが「自分もこれを使えば、こうなれるんだ」と想像しやすいよう、ストーリー性のある映像や明るい演出を意識します。特に、ファッションやコスメ、食品などは「ライフスタイル映像」を交えると効果的です。

2)視覚的な魅力を最優先

BtoC向けの動画では、わずか数秒で視聴の継続か離脱かが決まるといわれます。冒頭からインパクトのある映像・音楽・テキストを組み合わせ、ユーザーの目を引き付けましょう。テンポ良く、テンションの上がるビジュアルを採用するのがポイントです。

3)緊急性・希少性をアピール

「今だけ○○%OFF」「○日までの限定販売」「残り在庫わずか」など、今すぐ購入しないと損をするという心理をくすぐる表現はBtoCの典型的な手法です。ただし、度を越した煽りは逆効果になる恐れがあるため、本当に提供できる特典を誠実に提示することが重要です。

4)価格・特典のわかりやすい提示

商品やサービスの魅力を伝えたうえで、最後に「初回○○円OFF」「送料無料」「まとめ買いでおまけ付き」などのお得情報を提示すると、「この価格なら買いだ」と感じやすくなります。BtoCの場合、価格が購入の決め手となるケースが多いため、動画内でしっかり表記するのがおすすめです。

3-3. 具体的な動画構成例(BtoC向け)

あくまで一例としてご覧いただき、さまざまなパターンが考えられることを念頭に置いていただければと思います。

  • インパクトある導入(3~5秒)
    視聴者の目を引くため、鮮やかなビジュアルや軽快な音楽を使い、最初の数秒で魅了する。

  • 商品・サービスの魅力アピール(10~20秒)
    「これを使うとどんなメリットがあるのか」を、感情を揺さぶる形で伝える。
    - 例:「ダイエット食品なら“驚くほどスリムな未来”のイメージ動画」など

  • 限定性・希少性の訴求(5~10秒)
    「今だけ割引」「数量限定販売」など、購入を後押しする要素を入れる。

  • 価格や購入方法の明示(5~10秒)
    初回価格やセット割などのお得情報を強調。購入ページへの導線をはっきり表示しておく。

  • 締め(ラスト5秒)
    「〇日までに購入で特典ゲット!」など、視聴者に明確なアクションを促す。

POINT: BtoC動画はSNS広告などで15~30秒ほど流れるケースが多いため、尺が短いほど、内容は簡潔&インパクト重視にまとめましょう。


4. BtoBとBtoC、それぞれの要点を比較

下記の表は、BtoBとBtoCにおける動画構成の違いをまとめたものです。商材やターゲット層によって例外もありますが、大まかな傾向として参考にしてみてください。

項目

BtoB(企業向け)

BtoC(消費者向け)

購買プロセス

長期的。複数ステークホルダー(担当者・上司・経営層)の合意が必要

短期的。個人が衝動や感情で決める場合も多い

重視ポイント

ROI、導入事例、論理性、リスク軽減策

感情的な魅力・ビジュアル、限定性やお得感

映像トーン

プロフェッショナル・信頼感を重視。丁寧で説得力のある説明

カジュアル・親しみやすい。エンタメ性や話題性で印象に残す

尺の長さ

1~2分程度でも可。高額サービスの場合はやや長尺も許容

15~30秒程度の短尺が主流。SNSや広告プラットフォームでの配信に最適

訴求の流れ

課題提示 → 解決策提示 → 導入メリット → 社内稟議サポート(データ・事例)

「インパクトある導入 → 感情的な魅力訴求 → お得情報 → 今すぐ購入」のテンポ重視

決定プロセス

社内プレゼンや稟議が必要。映像自体が説得材料になるように構成

視聴者本人が決断。いかに「欲しい」「使いたい」という気持ちを引き出せるかがポイント

※上記は一般的な傾向の比較であり、商材やターゲットによって最適な構成は異なります。例えば、高級ブランド商材のBtoC動画ではあえて尺を長めに取り世界観を訴求することもありますし、逆に汎用的なSaaS商材のBtoB動画では短い尺で簡潔に魅力を伝えるケースもあります。自社のターゲット特性に合わせて柔軟に調整が必要です。

5. まとめとFilmicのサポート

BtoB・BtoCそれぞれのターゲットが抱える課題や行動心理を理解して動画を構成することが、より高いコンバージョンや成果につながります。実際には、「BtoBだけれど消費者目線でPRしたい」「BtoCだけど、高額商品なので、より詳細な説明を入れたい」など、さまざまな事情が存在するかと思います。

こうしたBtoB・BtoCそれぞれの特性に合わせ、私たち株式会社Filmicは柔軟に対応可能です。

  • ターゲット分析から企画構成・撮影・編集までワンストップで対応

  • BtoB・BtoC両方の実績を持つチームでサポート

「動画を活用して売上アップや認知度向上を狙いたいけど、どんな構成で作ればいいの?」とお悩みなら、ぜひ一度ご相談ください。

動画構成のアイデア出しから、予算・スケジュールのご相談まで、Filmicが全力でサポートいたします。

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